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焼奥義
コラム
但馬屋 東三国 (たじまや ひがしみくに)
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大阪府大阪市淀川区東三国6-10-10 TEL:06-6350-1129 17:00-24:00(土16:00-24:00・日祝16:00-22:30)/無休 予算:4000〜6000円 予約不可(5名以上のみ可) 焼肉屋には「店は汚いけど安い」「美味いけど接客は悪い」「美味いけど高い」というように、「〜だけど」という言葉で形容されるような、例えばレーダーチャートで表すと必ずどこかがイビツなカタチになってしまうような店が多いように思う。そのアンバランスさも大きな魅力のうちではあるのだが、同時にそれが焼肉というジャンルにある種のB級感というか、ディープなイメージを与えてしまっている気もするのだ。 「但馬屋 東三国」はそういう意味では画期的な店である。例えれば高級店の内装とサービス、穴場店の肉質、そして一般店の価格を全て兼ね備えているのだ。 まず内装。外観はのぼり類が多く飾られ勇ましい感じだが、一歩中に入るとまるで日本料理店のような雰囲気。奥へと続く廊下の両側に作られた客席は基本的に個室もしくは半個室のスタイル。訪店時は個室に案内されたが、ふすまで仕切られた空間は一般的な焼肉屋とは異質の落ち着いた時間を提供してくれた。 そして何よりすごいのが肉へのこだわり。ここでは契約農家から但馬牛を一頭買いしているとの事だが、その意気はメニューを見れば分かる。異様なほどに分厚いその冊子には、ざっと数えたら焼き物(それも牛肉の)だけで75種もの部位が記されている。もちろん希少部位も膨大な種類を揃えている。秀逸なのはこのメニューが非常に丁寧に作られていること。例えば正肉はロース系・もも系・バラ系・うで系の4つに大きく分けられ、系統だてて紹介されている。各部位の説明も詳細にわたっていて分かりやすいし、図解や写真もふんだんに使われている上、柔らかさや味の傾向を五段階で表示するなどの工夫も嬉しい。これだけ見ていても肉への自信がビンビンと伝わってくる。 しかしこれだけのメニュー数となるとさすがに客だけでは決めきれない。そこで店員さんの助言をもらうことになるのだが、彼等の対応もてきぱきとしていて気持ちよい。しかも客の好みを聞き出し、あまたあるメニューの中からベストな部位を見つくろうというサービスをしてくれる。個人経営の店ならばともかく、何人もの店員さんによってオペレーションされている大型店においてこのような対応は画期的だと言える。出される肉は全て、お店オリジナルの皿に美しく盛りつけられて供される。皿も肉によって使い分けるなど気配りは細かく、例えば肉に添えられた生わさびに鮫皮のおろし、といった演出面でも期待を裏切らない。とにかくあらゆる面で隙がないのだ。肉自体の見た目ももちろん美しい。これで味が悪いはずはないのである。 敢えて欠点をあげるとすれば予約のシステムか。5名以上でないと予約できないのだ。そういう訳で店の前にはいつも開店前から長蛇の列が出来ている。しかしそれくらいは目をつぶるべきであろう。ここは是非、仲間を募ってあらかじめ予約をし、ゆったりとした気分で訪れたい店である。 但馬牛サガリの塩 美しい三角バラ もも系の希少部位、まるしん <YAKINIQUESTよりヒトコト> ・但馬牛サガリ塩 ・その他、店員さんお勧めの希少部位 支店情報: 「但馬屋 千里」 大阪府豊中市上新田3-10-17 06-6833-1129 17:00-22:30(土日祝16:00-22:30)/無休 予約不可(6名以上のみ可)
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