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東京都文京区水道2-3-18 TEL：03-3816-3319 -22:00/月休 予算：5000～7000円 予約可

ここもまた隠れた名店に数えられる店だ。最寄りの駅なら江戸川橋か飯田橋だが、そこから徒歩10-15分はかかるほど交通の便も悪く、まわりにも何もない寂しげな地帯。普通はまずめったに行かないようなこの場所に、このごく普通の外観の小さなお店はぽつんとある。

しかし、ここで出される肉はどれも意外なほどに上質でとろけるような食感。しかも安い。ブランド牛にこだわらず複数の産地からご主人の目利きで仕入れているのというのが価格の秘密だろう。生でも食せる新鮮さなので、レア焼きが丁度いい。

ここの肉を特徴づけているもう１つの要素は「塩」。塩味で頼むと、独特の塩ダレにからませて出てくる。添えられているネギを軽くあぶり、焼いた肉で巻いたら、皿の上の輪切りレモンに軽く付けていただくというスタイル。これが非常にユニークな味で、何というか「甘い」のだ。もちろん上質な肉ゆえの甘味もあるがそれだけではないと思う。塩味なのに「甘い」というのも変だが、秘密は例の塩ダレにあるのだろう。

ただし、変わった味なので最初はハッとするのだが、あまり食べつづけると少々飽きてくる感じもある。何しろどの肉でも同じ味に思えてしまうくらい強い味付けなのだ。タレも独特で癖になる味なのだがこちらもかなりの濃い味。合間にスープなどをはさみ、上手に口中を調整しつつ食べて欲しい。

さみしげな場所に佇む店	輪切りのレモンに肉をつけていただく	ネギは鉄板の端で焼く

＜YAKINIQUESTよりヒトコト＞
・上タン塩、塩ホルモン、カルビ塩
・タレもライスが進む独特の濃い味
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