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ブロぐるめ!
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金楽

金楽メイン画像 東京都台東区浅草1-15-4
TEL:03-3844-3357
12:00-23:00/第2火休
予算:3000〜5000円
予約可

浅草でハラミといったらまず名前があがるのがこの「金楽」だ。この店を一言で表すならば「ザ・下町焼肉」。路地裏に光る黄色の看板、風情のある店構え。引き戸をひいて暖簾をくぐると店内は飾らない家庭的な雰囲気で、一瞬下町の友人の家に遊びに来たような錯覚におちいるほどだ。テーブル席もあるが座敷がお勧め。あぐらをかいてくつろいで焼くスタイルがここには合っている。

さて肉だが、まずはやはり名物のハラミ塩(950円)だ。無造作なぶつ切りで供される肉塊が焼き魂に火をつける。テーブルにセットされるのはもちろん昔ながらの七輪。パチパチと勢いよく炭火が燃える網上で各面にきれいに焼色をつけていく。このプロセスがまた男心を絶妙にくすぐるのだ。程よく焼けたら一気に口へ。溢れる肉汁、奥歯と歯茎に絡みつく肉繊維。これぞハラミの醍醐味である。

タン塩もお勧め。厚めのカットで供されるそれは柔らかく甘みがある。炭火の強い火力に気をつけつつじっくりと焼けば「サクサク」な食感も楽しめる。950円でこれはお値打ちと言えるだろう。

他にも男心に訴えかける点がいくつかある。まず気に入ったのは、カルビ以外の肉に「上」や「特上」などの区分けがないこと。細かなランクなどどうでもいい、という潔さを感じる。「並だの上だの細かいこと言ってんじゃねぇよってんでィ!」とべらんめえ調でタンカを切るご主人の姿を勝手に想像してしまった。

そしてもう1つ強調したいのは、肉や料理が出てくるスピードだ。訪問した日はそれほど混んでなかったとはいえ、注文してからものの5分とたたずに全ての品物がテーブルに並んだのには驚いた。腹を空かせて焼肉屋に飛び込んだ時、待たされるのは案外苦痛なものである。とにかく早く、ガッツリ食べたい。そんな男達の熱い叫びに応えているかのようだった。

難を言えば、全般的に塩モノについている下味がやや濃すぎる事。特に終盤は味が一本調子に感じられてしまう。とはいえ開始からフィニッシュまでを怒濤の勢いで駆け抜ける、男達の焼肉にとってはあまり問題にならないかもしれない。気心の知れた仲間達と炭火を囲み、肉をほおばる。そんな焼肉を愉しみたい時には是非思い出して欲しい店だ。

金楽 外観 金楽 内観 金楽 ハラミ
情緒溢れる佇まい くつろげる店内 ぶつ切りにされたハラミ
金楽 男の焼肉 金楽 タン塩 金楽 数々の皿
これぞ男の焼肉 分厚く切られたタン塩 料理は瞬く間に運ばれてくる

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・名物のハラミ塩・タン塩は是非
・オーダーした肉や料理が出てくるスピードは特筆もの





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