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東京都中央区銀座1-6-6 TEL:03-3561-5883 14:00-23:00(木12:00-23:00・土祝13:00-22:00)/日休 予算:6000~8000円 予約可 |
銀座にある昭和26年開業という老舗。焼肉の歴史を語る上で外せないといった扱いでしばしばマスコミにも取り上げられる店だ。九節板などの韓国宮廷料理を置いている事から考えると、どちらかというと「韓国料理屋」ではないかという気もするのだが、「タン塩発祥の店」とか「日本に焼肉を紹介した」などといわれている店なので、敢えて「焼肉屋」と捉えてみる。
さてまずはそのタン塩だが、さすがになかなかの美味だ。脂ののった良質の肉を厚めのカットで出してくる。柔らかみ、甘みも申し分なし。あさつきに唐辛子の粉とゴマをまぶした付け合わせと一緒に食べるというスタイルもオリジナリティがある。実際、非常に印象的な味だった。
しかしハラミ・スペシャルロースなど他の肉からは特筆すべきものを感じられなかった。ユッケジャンスープも標準的な味。どれも外れはないし、不味くはない。いやどちらかといえば美味しい。しかし値段を考えるとどうしても大満足とはいかない。肉は平均して一人前2000円以上という感じだし、写真の「特上タン塩」は3000円だ。銀座という土地柄やや高くなるのは分かるが、内装を見ても超高級店という位置づけではなさそうだし、もう少し価格を落としてくれれば印象はずいぶん違うものになると思う。
ちなみにテレビなどにも良く登場する名物店主、張貞子さんの接客は好き嫌いが分かれそう。各テーブルを回って客に話しかけ、焼き方などに細かく口を挟むので、やや「親切過剰」な面もあるからだ。元気なおばあちゃんだなぁ、と個人的には好感を持ったが。
タン塩と一緒に食べたいお通し | 特上タン塩 | 油がはねないフードつきの網 |
<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・ここはやはりタン塩。あさつきに唐辛子の粉とゴマをまぶした付け合わせが絶妙。
・2006年12月の訪店時には張さんを見かけなかった。ちょっと心配。