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東京都港区芝浦4-9-12 TEL:03-3452-2540 11:00-15:00・17:00-23:30(土17:00-23:00)/第3土・日祝休 予算:4000〜6000円 予約可 |
東京・芝浦と言えば工場や倉庫が立ち並ぶ湾岸地帯である。最近はベイエリアだのウォーターフロントだのと呼んだりもするようだが、訪れてみるとむしろ殺風景という印象が強い。その一角、大型車が行き交う幅広い道路の路地裏にポツンと佇むのがこの「精香園」だ。
この、ともすると見過ごしてしまいそうな小さな店を有名にしたのは塩ハラミだ。数年前のハラミブームの時にとある雑誌で「ハラミを塩で出した最初の店」と取り上げられたのがきっかけだったと思う。ちなみに塩で食べられるのは上ハラミと特上ハラミのみ。タレだと並ハラミもあるのだが、塩は上ハラミからとなっているところにも店のこだわりを感じる。その塩ハラミは確かに美味い。臭みが全くなく、非常に柔らかな歯ごたえ。あまり噛まずとも口の中で溶けるような食感だ。ハラミにワイルドさを求める人にはむしろ物足りないと感じられるかもしれない。上よりも特上の方がやや肉の野性味が増すように思えたが、さほど大きな違いは感じられなかった。
ただ残念なのは価格だ。最寄りの田町駅からは徒歩10分以上という交通の便の悪さや店の雰囲気などと照らし合わせると、どうしても高く感じてしまう。 05/3訪問時点で上塩ハラミは1900円、特上は2600円。米国牛輸入禁止問題のあおりもあるのは分かるのだが、客として「この値段なら美味しいのは当たり前」と思ってしまうのも正直なところだ。
そこでお勧めしたいのはホルモン系である。この店はホルモン系の品揃えも充実している。すぐ近くに食肉卸売市場があるというロケーションもあって、おそらく内臓肉の仕入れルートが強いのであろう(もともとハラミも「内臓ルート」で出回るものだ)。そしてこちらはそれほど高価でなく、かつ美味い。例えば塩で食べるシビレ(胸腺)850円などは大ぶりのカットでぷりぷりとした食感が最高。カシラ(ほほ肉)1050円は噛めば噛むほど肉の旨味がしみ出てくる通好みの肉だ。他にもヤンやギアラなど色々あるので、これらを中心にしておいて最後に上塩ハラミで〆る、という流れをお勧めしたい。
上ハラミ | 大ぶりなシビレ | コクのある噛み応えのカシラ |
<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・塩のシビレ・カシラなどのホルモン系。〆は塩の上ハラミで。
・タレの味は、個人の好みではあるがあまりお勧めしない。
・現在は旧店舗の1.2軒先の、表通りに面した場所に移動。店構えもずいぶんきれいになった。