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東京都新宿区歌舞伎町2-4-11 ノア新宿マンション 1F TEL：03-3205-4364 17:00-29:15（日祝17:00-26:45）/無休 予算：3000〜5000円 予約可

煙モクモクの狭い店内で猥雑な空気に身を委ね、他の客と身を寄せ合いながらホルモンをつつき、ビールをグビグビとあおる･･･新宿は職安通りにある「幸永」はそんな"ザ・ホルモン焼き"な魅力が詰まった一店だ。

こちらの店では「極（きわみ）ホルモン」が一番有名。脂をたっぷりと残したホルモンに甘辛味の濃い味噌ダレを絡めたそれは、ビールのアテとしてもご飯の友としても大車輪の活躍をしそうな一品だ。しかしやや脂がきつすぎるため好みが分かれるかもしれない。ちなみに脂が炭に落ちて炎が上がったときは、店員がさっとサッと氷を置いて鎮めてくれる。こんなところも何となくいい感じなのだ。

個人的には「とろミノ（いわゆるミノサンド）」が良かった。脂の量が若干少なめなのに加え、ミノ特有のコリコリした食感が心地よく、結果的に味噌ダレとのバランスが取れている。初めての訪店ならば両方行っておくのがいいだろう。尚、塩ダレや醤油ダレもあるがこちらもかなり濃い味付け。王道はやはり味噌味だ。また、カルビやロースなどの正肉も置いているが、やはり極ホルモンやとろミノ・豚トロといった安価なメニューで攻めるのがベストだろう。

都内有数の歓楽地とコリアンタウンのすぐ近くという場所柄、客層もホルモンの味に負けず濃く、人種と性別の坩堝といった混沌とした様相を呈している。そういう雰囲気がたまらなく好きな人には手放しでお勧めしたい。

黄色と赤の看板が目印	極（きわみ）ホルモン	食感が楽しいとろミノ

＜YAKINIQUESTよりヒトコト＞
・とろミノ、次点で極ホルモン。ただし濃い味が苦手な人にはお勧めしない
・もし混んでいて入れなくても近くに計４店も展開しているので、どこかしらには入れるだろう