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宮崎県宮崎市末広1-7-7 TEL:0985-28-2302 18:00-22:00/火休 予算:5000〜7000円 予約可 |
名焼肉店には必ずと言っていいほど肉への深い愛を持ったマスターがいる。またひとり、そんなマスターに出会った。場所は宮崎県、繁華街から少し離れた住宅地だ。看板がなければ個人のお宅と見間違えてしまいそうな外観だが、週末ともなると早い時間から満席が当たり前という。
この店にメニューはなく、おまかせコースが基本となる。美味しいところをちょっとずつ食べて欲しいという考えらしい。5000円もしくは6000円のコースがあるが、ボリューム的にもコストパフォーマンス的にも5000円をお勧めしたい。
訪店した日は刺身3点(ハツ・センマイ・レバ)にはじまり、タン・トロタン・サガリ、ヒレ・サーロイン・そして鶏のせせりを塩で。ここからタレに移ってほほ肉・トモバラ・かいのみ。最後にミノサンドと小腸、そして焼き飯、鳥ガラのスープ、〆にフルーツという内容だった。
ハツ刺し、レバ刺しの鮮度はピカイチ。臭みをまったく感じさせない。エッジが立ち、しゃきっとした歯ごたえ。サガリは赤身部のコクが鮮烈。ヒレもヒレらしいやわらかさに、赤身の濃い味がプラスされ、よくある「ただ柔らかいだけの肉」とは一線を画す。個人的には塩モノの岩塩はもう少し少ない方が好みだが、肉質の素晴らしさは間違いないレベルだ。
マスターは温和そうな方だが肉の話をしだすと止まらない。カウンターに座ることがあれば色々と話を聞いてみよう。肉好きにとってこの店のカウンターは特等席だ。
宮崎産のメス牛にこだわり、今話題の尾崎牛も使用している。とにかく仕入れには絶対の自信があるようで、宮崎はもちろん東京の有名店の名を出しながら「ウチの肉も負けていない」と胸を張る。内臓の鮮度には特にこだわり、その日に仕入れたものしか使わない。...こんな話を聞きながら焼けば、肉のうまみも更に増すというものである。
すべてを食べ終わる頃には舌もお腹もすっかり満足しているはずだ。この質と量で5000円は驚異的としか言いようがない。マスターの心意気に感動すること間違いなしである。ちなみに〆のガーリックライスも絶品なので、そのためのスペースを残しておくことも忘れないようにしたい。
住宅のような店構え | タンやサガリ(塩) | ガーリックライスも絶品 |
<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・5000円のおまかせコースがお勧め
・確実に予約してから訪れよう