マイ・ベストング
posted by gypsy 2010年9月16日|
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我々は通常、トングを使わず箸で肉を焼く。
「一人一焼き(自分の肉は自分で焼く)」という
ポリシーを掲げている上での必然でもあるのだが、
「トングで扱うと肉が傷つく」のも大きな理由の1つ。
肉は繊細な食べ物である。
網に乗せる時も、ひっくり返す時も優しくしなくてはいけない。
そう、あたかもレディーを扱うようにだ。
それなのに、トングというやつは大抵が乱暴に出来ている。
先っぽがギザギザしているものは特にいただけない。
そんなものでつかんだら、滑らかな肉肌が痛むではないか。
最近はヘッドがピンセットのように小さなトングが増えてきて、
ようやく我々の願いが届き始めたか...と思っていたところだった。
そんなある日、今までの常識を覆す画期的なトングに出会った。

肉をつかむ先端部分はあくまで細く、繊細。
それでいて、グリップする部分は大きく、力を伝えやすい。
これで悪夢の「肉すっぽ抜け」を未然に防ぐ事が出来る。
そして何より、そのグリップ部分の独特な形状により
テーブルに置いても先端が下につかないようになっている。
これならば常に清潔な状態で肉をつかめる訳だ。
トングに、かくも美しい機能美があったとは...
しばしため息でトングを見つめる我々であった。
もちろん、ここまで肉のことを考えてトングを選ぶ店の肉が
よもや美味しくないはずなど無いのは当然なのである。








































2010年11月14日