９，いざ大阪へ

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2005年6月24日金曜日。ついに決行の日が来た。
何とか仕事の都合をつけて休みを取ることが出来た
YL・S/N・gypsyの3名が一足早く大阪に乗り込む。

13：00過ぎ。3人を乗せた新幹線「のぞみ」が品川駅を発つ。
時間が時間だけにまわりの乗客が一斉に駅弁を食べ始めた。
そのニオイが既に空腹のピークを迎えた我々の鼻腔を刺激する。
ここで誘惑に負ける訳にはいかぬ。
大阪の極上肉のために、胃のスペースを確保しておかねば。
雑念を振り払い、これから始まる肉の冒険をイメージした。

正直言って、不安はある。
さすがの我々も、これだけの連チャンとなると未体験ゾーンだ。
果たして体は持つのだろうか。胃は、腸は大丈夫なのか？
一番怖いのは、極上の肉を目の前にした時点で
「食べたくても食べられない」状態になってしまうことだ。
わざわざ大阪まで行って、それだけは避けなくてはならない。
何よりプライドが許さない。

ええい、そこは考えても仕方ない。今日のイメトレに戻る。
新幹線が新大阪駅に着くのは15：00頃。
そのまま一軒目をQUEST。食べ終わるのは17：00前後か。
ここで一旦ホテルに行き、荷物を置く。19：00前には出発。
2店目は神戸だ。電車で小一時間、20：00到着予定。
1時間で食べて大阪にとんぼ帰り。22：00から3店目。
最後の店は25：00。これで本日は終了である。

何度考えても、そうとうえげつないスケジュールだ。
軽い後悔が頭をよぎった。

・・・やはり、昨晩焼肉を食べたのは間違いだったか・・・？

　
　
　
そんな事を考えているうちに、列車は京都駅を超えた。

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