QUEST
「日経トレンディ」の取材を受けました by gypsy
今まで何度か、雑誌からの取材を受けた事はあるが、殆どが「美味しい焼肉屋を教えてほしい」というものだった。それだけに、今回の話はとても興味深かった。
「どのホットプレートが一番美味しく肉を焼けるか?」
各メーカーのホットプレートに、薄切り、厚切りの肉、それに塩とタレのバリエーション。この膨大な組み合わせを実際に試すところが「日経トレンディ」の恐ろしいところだ。もちろん、我々もこういう企画は大好きである。
それにしても、最近のホットプレートは進化している。普段は外でしか焼肉を食べない我々ではあるが、各社の工夫と、それによる焼き上がりの良さには正直驚いた。モノによってはかなり店の焼き加減に近いところまで持っていけるものもある。ま、出来れば肉のタイプに合わせて2-3種を使い分けたいところではあるが。
家焼きにご興味ある方は是非、本日発売の日経トレンディ11月号をお手に取っていただければ幸いです。
マイ・ベストング by gypsy
我々は通常、トングを使わず箸で肉を焼く。
「一人一焼き(自分の肉は自分で焼く)」という
ポリシーを掲げている上での必然でもあるのだが、
「トングで扱うと肉が傷つく」のも大きな理由の1つ。
肉は繊細な食べ物である。
網に乗せる時も、ひっくり返す時も優しくしなくてはいけない。
そう、あたかもレディーを扱うようにだ。
それなのに、トングというやつは大抵が乱暴に出来ている。
先っぽがギザギザしているものは特にいただけない。
そんなものでつかんだら、滑らかな肉肌が痛むではないか。
最近はヘッドがピンセットのように小さなトングが増えてきて、
ようやく我々の願いが届き始めたか...と思っていたところだった。
そんなある日、今までの常識を覆す画期的なトングに出会った。

肉をつかむ先端部分はあくまで細く、繊細。
それでいて、グリップする部分は大きく、力を伝えやすい。
これで悪夢の「肉すっぽ抜け」を未然に防ぐ事が出来る。
そして何より、そのグリップ部分の独特な形状により
テーブルに置いても先端が下につかないようになっている。
これならば常に清潔な状態で肉をつかめる訳だ。
トングに、かくも美しい機能美があったとは...
しばしため息でトングを見つめる我々であった。
もちろん、ここまで肉のことを考えてトングを選ぶ店の肉が
よもや美味しくないはずなど無いのは当然なのである。
「MEN'S EX」に記事提供しました by gypsy

おかげさまで時折、雑誌などに寄稿させていただいているが、まさかバリバリのファッション誌からお声がかかるとは思っていなかった。
本日発売の「MEN'S EX」10月号に「大人の焼肉検定」というタイトルで4Pの記事を書かせていただいた。
検定、とはいっても中身はQ&A形式のコラムのようなもの。
「サラリーマンに役立つ焼肉知識」がお題だったので、焼肉にまつわるちょっとしたウンチクやら、ただ「美味しい」というだけではない切り口で面白いお店をご紹介したりさせていただいた。
本屋さん等でお見かけされたら、是非お手に取ってくださいませ。
脂付き小腸の美学 by gypsy
ここ数年のホルモンブームも手伝ってか、近年、
脂たっぷり付きの小腸を出す店がずいぶん増えたように思う。
しかし、先日ひさびさに訪れた「やまがた屋」の小腸には
その芸術性において一歩抜きん出ていることを再確認させられた。
最初、小腸はかなり長い状態で切り出される。
ちょうど網の端から端まで行き渡るほどの長さだ。
脂はそれほど多く乗っていない...ように見える。
しかし焼き始めると、どんどん縮まっていく小腸。
やがて当初の半分強ほどの長さになったそれの上には
いつの間にか、こんもりと脂が乗っているではないか。

そう、つまり、皮の部分が縮むことを計算した上で、
「縮んだときにジャストの量になる脂」を残しているのだ。
ジャストだから、脂のしずくが炭に落ちる事も無い。
だから炎が上がらない。だから、肉が焦げにくい。
仕上がりから逆算しての肉の切り出し。そして焼き加減。
まさにニクらしいほど計算ずくなのである。
大阪一の繁華街、北新地に移転したやまがた屋は、
客単価1.5万円ほどと、かなりの値上がりをした。
今まで以上に、万人にお勧め出来ない店となったが、
ホルモンを、そして肉を焼く、ということを追求している方ならば
やはり一度は行っておくべき店だ、と思う。
J-WAVE PLATOn に出演します by gypsy
先日、歌手の大黒摩季さんが療養のため活動休止を発表した。
青春時代、彼女の歌を街のあちこちでよく耳にしたものだ。
個別の歌にまつわる、甘く切ない想い出もあったり、なかったり。
それにしても、その大黒さんと、
私が青春以降の殆どの時間を捧げてきた「焼肉」がきっかけで
お話する事になるのだから人生というのは分からないものだ。
今夜22時からのJ-WAVE PLATOn 、
ゲストの大黒摩季さんと一緒に、
私gypsyとfrancoiseが出演させていただくことになった。
テーマはズバリ「肉」。
大黒さんが選ばれたテーマだそう。
幾つになってもパワフルな彼女の力の源は、
きっと「肉」にあるに違いない。
ホンモノの彼女を目の前にしたら、
緊張して上手く喋れないのではないかと不安ではあるが、
もしよろしければ聞いてみてくださいませ。
四国・淡路遠征レポート エピローグ by gypsy
クルマは明石大橋にさしかかった。
距離計は1000kmを少し超えたところだった。

灼熱の四国・淡路をひた走り、焼きまくったこの3日間。
四国の焼肉は、当初こちらで勝手に期待していたような
「ガラパゴス」な焼肉ではなかった。
だけど、独自の焼肉文化の断片は見つけられた。
どろりと濃い、パンチの効いたつけダレ。
味噌汁率の高さと、スープバリエーションの少なさ。
そして時に顔を出す、不思議な盛り付けやおかしな店。
この地でも、焼肉は庶民の楽しみとして根付いているのだ。
しかし、今回訪れることが出来たのはたったの10店である。
読者の皆様からの情報だけでも、行けなかった店は沢山ある。
しかも、遠征後にいただいた情報もいくつかある。
あの、トンネルだらけだった四国の山の奥の方に
もしかしたら見たこともないような焼肉があるのかもしれない。
再び四国を訪れるときがあれば、そんな肉と出会ってみたい。
そんな想いをいだきつつ、本州に戻った我々だった。
...そして、そんな想いをいだきつつ、
新大阪から新幹線に乗る直前の小一時間で
ついついもうひと焼きしてしまった我々なのであった。

(終わり)
四国・淡路遠征レポート Day3#1 by gypsy
最終日となる3日目、我々はふたたび淡路を訪れた。
まずランチの1軒目。「平松」というお店。
青々とした田園風景の中にぽつりと立つ、洋食屋さんのような洒落た店構え。
中に入ればカジュアルな雰囲気。メニューの価格もお手ごろだ。
しかし、肉のクオリティはかなりのもの。
バリエーションは多くないが、ひとつひとつの完成度が非常に高い。
しかもリーズナブル。このタンで1200円である。

ハラミも1200円でこれだけのモノが出てくる。
肉繊維のつまった滑らかな食感とジューシーさの両立。素晴らしい。

シメには味噌汁。

そういえばこの地域では、殆どの焼肉屋に味噌汁が置いてある。
今日まで訪れた店でも、ほぼ確実に味噌汁はメニューに載っていた。
その代わり、コムタンやユッケジャンといった韓国系スープが無いことが多い。
このあたりの事情は歴史的背景を踏まえて調べてみても面白いかもしれない。
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そしてランチはしご。遠征最後の店は「牛楽」だ。

三角屋根の小さなお店に入ると、学生とおぼしき女の子がお出迎え。
ふと思うと、淡路のお店は3軒ともそうだった。
ご主人のお子さんなのか、その友人なのか。
お店のお手伝いをしている、というような雰囲気が
何だか懐かしく暖かい空気を作っている。
肉に関していくつか質問するも、ちょっと自信なさげな答え。
それも含めてなんだかいいな、と思えるような空間だった。
こうして3日間、10店のクエストは終了した。
(エピローグにつづく)











































