焼肉は多くの部位を様々なカットや味付けで食べる、日本が誇る食文化である。このたび、異なる二つの部位を絶妙なバランスで組み合わせて食べることで、今までにない肉によるハーモニーを奏でる事を発見した。「ハモる」肉、すなわち「ハーモ肉(HARMONIKU)」である。
このアイデアは、平成29年(肉年)の年末、beeflab.comの小川所長と焼いている時、突然降ってきた。小川さんは定期的に焼肉を食べ歩き、焼肉店を開拓したり、新しい焼き方や焼肉の楽しみ方などを一緒に研究したりしている仲である。年が明けてから、このアイデアを具現化するために、二人で試作を繰り返し様々な組み合わせを検証した。ただ、カットやサイズ、味付けなど変数が多いうえ、さらに焼き加減によって調和の度合いも変わってくるため、残念ながら現時点で絶対「ハモる」フォーミュラを導き出すまでには至っていないが、オススメできる組み合わせもいくつか見つかったので、以下にご紹介したい。
・ツラミ×コプチャン
・ハラミ×ギアラ
・カルビ(三角バラ)×ハツ
・ロース(クラシタ)×レバー
・上ロース(ザブトン)×シマチョウ
調和が完璧だった場合には、今までにない新たな味わいに昇華するわけだが、例えば内臓を食わず嫌いしている方が正肉と合わせて食べることで内臓の魅力に気付いたり、年々サシが入った部位を敬遠するようになっている方が内臓と組み合わせることで、ぺろっと食べられたりする可能性も「ハーモ肉」は秘めていると考えている。
なお、この新たな試みは、シンガポールのBEEF YAKINIKU DINING YAKINIQUESTで、4/23からの「ホルモンづくしコース(要予約)」で、ツラミ×コプチャンの「ハーモ肉」がお披露目される予定である。
最後に、日本の焼肉店の皆様。「ハーモ肉」を探究し、お客様へ新たな焼肉の楽しみ方を提供してみるのはいかがでしょうか。
「ハーモ肉」については、beeflab.comで詳しく取り上げて頂いているので、是非ご覧ください。