師走の夜、寒空の下を走った。 忙しいから、ではない。 腹が減っていたからだ。 肩を揺らし、白い息を吐きながら、 白金高輪の裏道を抜けて明治通り沿いを走る。 目指すは「きらく亭」。 ここ最近、マスメディアに頻繁に取り上げられ なかなか予約が取れなくなってしまったのだが 久しぶりに席を確保することが出来たのである。 乱れた呼吸を整える余裕もなく、店の扉を開けた。 すかさず「特上ハラミ厚切り」をオーダー。 文句、なし。 走った甲斐、あり。
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