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18,QUEST #7「同心亭」

大阪遠征2005

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「但馬屋 東三国」でさすがに腹一杯になった我々は
一旦ホテルに帰ってしばし休憩を取る事にした。
ところで、腹が一杯の時に「動いて消化しなきゃ」という人がいるが
経験上、この考え方は必ずしも正しくないような気がする。
むしろ満腹の時には休憩、出来れば仮眠でも取って
全エネルギーを胃に集め、消化作業に集中させてやるべきだ。
第一、真に食べ過ぎた時に動いたらキモチ悪くなってしまうではないか。
さて、こうして休みを取ったのは他でもない。
次なる店が大阪の中でもそうとうな「くせ者」と聞いていたからだ。
20:00。
我々は天満の路地を彷徨った末、「同心亭」の前にたどり着いた。
そして、そのあまりの年季の入り方にしばしあっけにとられていた。
正直、ここまで入店をためらわせる店構えはあまりない。
誰の紹介もなしにここに入れる人はまずいないであろう。
しかし我々は当然、扉を開けて中に進む。
外観からの想像を裏切らない店内。
先客のガスロースターから発せられる煙が視界を奪う。
壁に貼られたメニューの文字も煤けてよく読めない。
我々の心は踊っていた。ある意味、期待を上回る状況である。
迷わず注文したのは、名物の「グラム数で頼むハラミ」。
こいつを500グラム。入店前から「500」と言おうと決めていたのだ。
ほどなく、ハラミが、来た。
osaka18.jpg
この巨大な塊を、テーブル上のガスロースターで焼く、焼く。
仕上げは「謎のアルコール」による、豪快なフランベ。
osaka18-2.jpg
この店にこのハラミ。インパクトは十二分。もう最高である。
我々はすっかり「同心亭」マジックにはまっていた。
一方、他の肉はまた別のインパクトを与えてくれた。
上質感あふれる「上ロース」や、さっぱりした「ミスジ」は
(失礼ながら)店構えには似合わない、高貴な味わいだった。
大満足の”夜ゴハン”はこうして終わった。
この後はもちろん、”お夜食”を食べに行くのである。
<この店のQUEST速報>
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