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マクルーハンにおける 『焼肉』 とは

肉コラム

さて、ここで 『焼肉』 をメディアとして考えてみよう。
かのマーシャル・マクルーハンによれば、メディアは
“HOT” と “COOL” に大別されるらしい。
・ ラジオ HOT / 電話 COOL
・ 映画 HOT / テレビ COOL
といった具合に。
情報量が多く受動者側の役割が少ないメディアを “HOT” 、
逆に情報量が少なく受動者側の補足によって成立する
メディアを “COOL” と呼ぶようなことらしい。
『焼肉』 をマクルーハン的に解釈すると
肉を自分(受動者)が焼かなければならない行動、
それが 『焼肉』 であり、即ち “COOL” なメディアとなるわけである。
・ ステーキ HOT / 焼肉 COOL
と書けばすぐその違いがお分かりになるだろう。
旨そうな肉を見たときに、
「この肉は脂の面から先にやいて脂を落としたほうがいい」 とか
「この肉には 180° をかましてやろう」 とか
「この手の肉は塩で四人前・タレで二人前がベスト」 などと
無意識のうちに脳内で情報を補完して喰らっている。
それが 『焼肉』 なのである。
“COOL” なメディアである 『焼肉』 。
それこそが 『焼肉』 が私たちを惹きつけてやまない
理由の一つであるのかも知れない。


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