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6,下見その〔5〕「あぐら」

大阪遠征2005

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この日の3軒目はここにしようと決めていた店がある。
「但馬屋 東三国」である。
とは言っても理由は単純で、雑誌やネット、知人など
複数のソースから名前を聞いていたからというのと、
雑誌で見た肉の写真がかなりそそるものだったからだ。
この店は6名以上でないと予約不可と聞いていたが
なに、最悪少し並べば入れるだろうと踏んでいた。
甘かった。
2店分の肉をためこんだ腹がようやく少しこなれた20時過ぎ、
地図を頼りに何とか店の前までたどり着いてみると
目に飛び込んできたのは店外にたむろする人の群れだった。
店員さんに確認すると、10組以上の待ちとの事。
どうやらこの店をなめていたようだ。ここは大人しく出直すとしよう。
次回、メンバー全員で来れば予約できる。
再訪を固く誓って踵を返した。
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さて、予定変更だ。下見のシメにふさわしい店はどこか。
幾つかの候補から選んだのは、ホルモンが売りだという「あぐら」。
連休の夜で人影もまばらなオフィス街をてくてくと歩いていくと
黄色く光る看板がやけに目立っていた。あそこだ。
結論から言うと選択ミスだった。いや、店が悪いのではない。
ホルモンは鮮度が命なのに、食肉市場が休んでいる連休の、
よりによって最終日などに訪れた自分が間違っていたのだ。
メニューを見た時点で遅ればせながらその事に気づいた。
やむを得ず正肉系を中心にオーダー。
4人前ほど平らげたところで満腹となり、店を出た。
それにしてもやはり驚かされたことがあった。
またしても、この店でも平然と「タン」が置かれていたのだ。
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東京に向かう飛行機の中でぼんやりと考えた。
やはり大阪焼肉は平均的にポテンシャルが高い。しかも安い。
それと、あの、庶民の生活に溶け込んでいる感じがまたいい。
確かに、焼肉の本場は大阪なのかもしれない。
それから、どうしても分からないのが「タン」だ。
東京であれほど無い無いと騒がれているものが、
何故あんなにあっさりと、どの店にも当たり前に置いてあるのか?
仕入れのルートが違うのだろうか。それとも・・・
答えは全く想像もつかなかった。
結論は1つ。とにかくまた行くしかない。それも相当近いうちに。
そして、メンバーとともにひたすら食べまくるのだ。
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