【In Raw / Out Raw】
「片面焼き」した肉を口に運ぶ際、焼いていない、つまり生(=Raw)の面を
外側に持ってくるか、内側に持ってくるかで食感の違いを楽しむ技。
「片面焼き」では、肉汁を逃がさぬよう生の面を内側に包み込むようにして口に運ぶ。すなわちこれが「In Raw(インロー)」である。
対して、敢えて焼いた面を内側にし、生の面を外側に持ってくるのが「Out Raw(アウトロー)」。こうすると生面が口腔や舌に直接触れるため、「インロー」とは全く違う、官能的な食感が味わえる。
*ただし、サシが沢山入っているような霜降り肉は、過度の脂分が直接舌と接触することになるため「アウトロー」には向かない
あたかも技巧派のベテラン投手のごとくこの「インロー・アウトロー」を巧みに使い分ければ、焼肉の組み立ても幅が広がり、ワンランク上の駆け引きが可能になるだろう。
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