”肉の仕掛人”による現代風ホルモン焼き店
ホルモン稲田(東京・目黒)
東京都品川区上大崎2-13-45 トラストリンク第Ⅲビル2FTEL:03-5447-2914
17:00-23:30/無休
予算:4000〜6000円
予約可
焼肉激戦区・目黒に久々の新星が現れた。最近飛ぶ鳥を落とす勢いの「ヤザワミート」が仕掛けるホルモン店。ご存知ない方のために解説すると「ヤザワミート」はあの「焼肉ジャンボ 白金」に肉を卸している会社であり、肉業界およびごく一部の焼肉マニアの間では扱う肉のクオリティの高さで良く知られている。さらに昨年は五反田に自慢のA5和牛を使ったハンバーグの店「ミート矢澤」をオープンし、飲食店界に旋風を巻き起こしている”肉の仕掛人”である。
その仕掛人が新たに放つ店がこの「ホルモン稲田」だ。印象を一言で言えば、ヒット飲食店を連発しているノウハウが集約されているといった感じか。内装は程よく下世話で気取らない雰囲気でありながら、清潔さや洗練感を同居させた造り。半個室の団体用スペースと1-3人くらいまでに対応する大テーブルとの併用でスペース効率も高く、セミオープンのキッチンからはライブ感が伝わってくる。店員さんは黒Tシャツのユニフォームで統一され、明るく元気な接客。ジャンボ白金店と同じく「通常メニューの他に裏メニューもありまして…」と切り出してくるのもお約束だ。
ホルモン系は安定感のある味。これまた「ジャンボ」系らしく、濃いめではあるがタレの味つけが上手なこともあり、何を食べても一定以上の満足感が得られるのだ。また豚のホルモンも何種類かあるのでお好きな方はこちらにもチャレンジして欲しい。もちろん正肉系も美味い。特に並のロースは「ジャンボ」譲りのハイクオリティな一品だ。とはいえ個人的にはこの店に来たらホルモン系を中心に食べるのがベターかと思う。ホルモンは安くもないがそれほど高くない絶妙な価格設定なのだが、タンや正肉系、そして「裏メニュー」を頼んでいると思いのほか高額になるので注意しよう。そこさえ間違えなければ非常に使い勝手がいい店となるはずである。
その他にも注意点がいくつか。まず予約は必須。オープンから1ヶ月もたたない時期に訪れたが、平日夜の早い時間にも関わらず既に殆ど満席という盛況ぶりだった。今後はますます混むだろう。それからガスロースターのつくりが少し変わっており、真ん中付近がもっとも火力が強くなっている(通常のガスロースターは両端)ので、肉の置き場所もその辺りとなる。最後に、パンチのある味付けのため、食後は翌日までものすごい息になる事も念頭に入れておきたい。
ホルモン五種盛り合せ(内容は日替わり)
並のロース1200円
一風変わったガスロースター
<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・並のロースタレ
・ホルモン五種盛り