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この情報は2014年11月29日まで「YAKINIQUEST.com」で掲載していたものです。
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馬力屋 (ばりきや)

リスペクト3

独自の味付けとリーズナブルさが魅力

馬力屋(愛知・名古屋市西区)

馬力屋メイン画像

愛知県名古屋市西区新道1-23-31

TEL:052-551-0598
17:00-23:30/火休
予算:2500〜4500円
予約可

名古屋の中心地からちょっと外れたところにある店。とても小じんまりとした、そしてなかなかに年季が入った外観だ。トタンの壁に赤提灯に縄のれん。もともとは赤かったであろうファサードは色あせきって薄ピンクになっている。店内も同じようなくたびれかたで、壁にも床にもテーブルにも油がしみ込んでいる感じ。もちろん煙はモクモクである。ある意味焼肉らしいというか”そそる”たたずまいである。

クリアファイルに紙を一枚入れただけのメニューを見て驚くのは価格の安さ。タンだけは1000円を超えるが、他の焼き物はほとんど500円前後。もちろんボリュームも普通の店の1人前かそれ以上くらいはある。肉は基本塩味で提供しており、カルビやロースなど一部のみタレも対応しているらしい。

その塩味だが非常に独特だ。白胡椒を多めに使ったその味付けはまるでスナックのような風味。例えれば…そう、名古屋名物の手羽先を彷彿とさせる、どこかジャンクでやみつきになる味だ。特に、脂が少なめのホルモン(シマチョウ)の皮をカリッと香ばしくなるまでよく焼いて食べるとまさにスナック感覚。塩胡椒で乾いた喉はアルコールを欲し、飲むとまた食べたくなる、という無限サイクルにはまる危険性がある。

もうひとつ、こちらの名物メニューであるにんにくサガリは、大量のおろしにんにくをまぶした気合いの一品。赤身が多めのサガリににんにくという、アメリカンステーキのような味わいが楽しめる。
またメニューにはないレバ刺しもお勧め。大胆なぶつ切りで供されるが、新鮮ゆえに歯応えが良くざくざくと食べられる。訪店の際には入荷を確認するといいだろう。

とにかく安い価格で肉を出し、味付けの工夫で勝負、という姿勢が明確で、その潔さが心地良い。ここでは肉質うんぬんを問うのではなく、その心意気と個性的な味付けを満喫すべきだろう。ちなみに網は変えないという決まりのようなので、塩ものを多めで、かつなるべくきれいに焼く…というのがこちらに合ったスタイルだと思う。

馬力屋 塩ホルモン
胡椒強めの塩ホルモン

馬力屋 にんにくサガリ
名物にんにくサガリ

馬力屋 レバ刺し
レバ刺し

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・スナック感覚の塩ホルモン
・メニューには書いてないレバ刺し
・焼き方指導にもきちんと耳を傾けよう


One comment on “馬力屋 (ばりきや)
  1. [食60【名古屋・東海】]浅間町 馬力屋

    がっつり肉でも食べる?っていうことで同僚に連れて行ってもらった馬力屋。名古屋で以前から気になっていたお店です。 外観からしてくたびれたお店。いかにも、ザ…