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この情報は2014年11月29日まで「YAKINIQUEST.com」で掲載していたものです。
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ブラックホール

リスペクト3

「塩+ネギトッピング色々」の独自スタイルがユニーク

ブラックホール(東京・新宿)

ブラックホールメイン画像

東京都新宿区歌舞伎町1-2-5 1F

TEL:03-6457-6089
17:00-30:00(日祝17:00-24:00)/無休
予算:5000〜7000円
予約可

東京随一の繁華街、新宿でここ数年勢いに乗っている焼肉店がこちらの「ブラックホール」だ。すぐ近くの商業ビル内に支店もあるが、お店のコンセプトがより分かるのは区役所通沿いの1Fにある本店だろう。ユニークな店名のイメージ通りにエッジイなデザインが目を引く店舗。牛モチーフの青白く光るシンボルマークを目印に店内に入ると、黒と木目を基調としたモダンな空間が広がっている。

肉の提供方法も独自のスタイルだ。一般的な焼肉店のようにタレ味や塩味を選ぶのではなく、肉はすべて塩味のみで提供され、手元のレモンダレか醤油ベースのタレを使うのが基本だが、その他にネギをベースにした8種類のトッピングがある。一例を挙げると味付けゴマネギ、柚子胡椒ネギ、玉ネギ鬼おろし…などなど。これらの「脇役ネギ」と呼ばれるものは有料ではあるが、肉の種類との掛け合わせでバリエーションは限りなく無限に広がる。焼肉の醍醐味のひとつは「自分で肉を焼く(調理する)」ことだが、そこに「調味」が加わる事で更なる楽しみを提供してくれている訳だ。

加えて、ややマニアックな視点ではあるが、もみダレを使わないため網が汚れにくいので、網チェンジによって焼きのリズムを崩されることが少なくなることもヤキニクエストとしては特筆しておきたい。

肉質そのものは悪くない。新宿という場所を考慮に入れた上で値段なり、という印象が正直なところだが、ここにも工夫がみられる。タン、ロース、カルビの定番各部位に「切り落とし」や「ミックス」というメニューがあるのだ。「並」や「上」などの枠からはみだしてしまう端肉をうまく使い切る工夫だろう。肉を余すところなく食べ切る肉への愛情と、抜け目ない商才を同時に感じさせる。また客としては全てのメニューにハーフポーションが用意されているのは嬉しいところ。

もう1つ貴重な点は、深夜(というより早朝)までの営業だという点。これも場所柄といえばそれまでだが、何なら早起きして朝焼肉でもしてみようかと思わせるほどの営業時間には恐れ入る限りだ。いずれにせよ、新宿における選択肢としては覚えておきたい店である。

ブラックホール 脇役ネギ
「脇役ネギ」のバリエーションは豊富

ブラックホール ハーフポーション
ハーフサイズで色々な部位を試せるのは嬉しい

ブラックホール 焼肉

もみダレの肉がないため網の汚れが少ない

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・新宿三丁目の支店は白が基調の明るい店内