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この情報は2014年11月29日まで「YAKINIQUEST.com」で掲載していたものです。
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ホルモン船 ホールちゃん

リスペクト2ハラミ

船長=店主にすべてをゆだね、荒波に漕ぎ出す暴走船のごとき店

ホルモン船 ホールちゃん(東京・新大久保)

ホールちゃんメイン画像

東京都新宿区大久保2-13-12 クリハラビル1F

TEL:03-3202-8323
17:00-24:00/不定休
予算:8000〜12000円
予約必(予約制)

コリアンタウンとして大いに賑わう大久保だが、メインストリートから一本それるととたんに人影もまばらになり、あたりは普通の住宅街の様相となる。そんな、普段なら絶対に行かないような細道をしばらく進んだあたり。気をつけないと通り過ぎてしまいそうなほど小さな構えのその店の名は「ホルモン船 ホールちゃん」という。

店名もさることながらそのシステムも風変わり。基本的に予約のみで1日4組までしか受け付けない。予約を受けた分しか仕入れをせず、肉をその日のうちに使い切るポリシーだからだ。紙に書かれたメニューも一応あるが、店主におまかせするのが断然お勧め。予約の際に予算と好みを伝えるのがよい。過去に訪れた事がある人、出来るならば常連の人に連れていってもらうのがベストだ。何故ならこちらのお店では、よくも悪くも店主の鄭(てい)さんの独壇場となる確率が高いからだ。

店主は日本語が少したどたどしい所もあるせいか、一見無愛想で取っ付きにくい感じがするが、一旦スイッチが入ると大変に饒舌。肉の仕入れから料理の話、果てはTV取材を受けた際のエピソードまで、とにかく歯に衣着せぬ言葉で機関銃のようにしゃべることも。自身の料理に関してもよいと思えばストレートに自信を口に出す。

その料理も店主の人柄を反映して豪快そのもの。例えば一組あたり一本の黒タンを惜しげもなく使う。根本から真ん中くらいまでの柔らかい部分のみを無造作に切り出した超厚切りのタンは、まるで漁師料理のようなダイナミックな味わいだ。他にも極上の牛ハラミやコブクロなどの豚ホルモンが次々と供されるが、どれも鮮度バツグンで臭みが全くない。またシメのホルモン鍋も秀逸。やわらかく煮込まれたホルモン、野菜の甘み、スープのとろみは韓国料理ならではの深みが出ている逸品だ。

ただしこれらの内容は仕入れにもよるし、誰と一緒に行くかでも大きく変わってくる。そういう意味で万人にお勧めできるタイプの店ではない。ちなみに内装も店主自らの手であつらえたそうで手作り感満載。ガタつくテーブルや簡素な丸椅子の座り心地は快適とはほど遠い。誰にでも分け隔てないサービスや居心地よい環境を求める人は行くべきではないだろう。

あらためて考えると、なるほど「ホルモン船」とはよくいったものだ。船は一度乗ったが最後、途中で降りる事はできない乗り物。時にトークがあさっての方向に行き、時にサービスの品が食べきれないほど大量に出てくる。この店主の操縦する暴走船に身を委ねる決意を持って乗り込むべし、というメッセージなのかもしれない。

ホールちゃん タン塩
厚く無造作に切り出されたタン

ホールちゃん ハラミ
ハラミも抜群のクオリティ

ホールちゃん 豚ホルモン
鮮度が際立つホルモン類

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・出来れば常連の人に連れていってもらうべし
・タン、ハラミは必食。予約時のリクエストを忘れずに