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この情報は2014年11月29日まで「YAKINIQUEST.com」で掲載していたものです。
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うしごろ

リスペクト3

デートに会食にと使い勝手の良い焼肉店が西麻布に登場

うしごろ(東京・西麻布)

うしごろメイン画像

東京都港区西麻布2-24-14 バルビゾン73 1F

TEL:03-3406-4129
17:00-23:00/無休
予算:8000〜12000円
予約可

全国各地の焼肉を食べ歩くにつけ、「東京らしい焼肉」というものがあることを意識するようになってきた。肉質や味付けだけの勝負ではなく、全体の流れを考えて様々な部位を食べさせたり、創作料理の域に入るような趣向を凝らした一品を用意する。店の雰囲気やサービスの質も上げつつ、昔ながらの高級焼肉店とは一線を画したセンスを組み込む。いわば全方位的に弱みのない店作りだ。

さて、そんな、東京の焼肉シーンの「今」を切り取ったかのようなお店が2011年4月に西麻布に登場した「うしごろ」だ。表通りから一本裏道に入る隠れ家的なアプローチ。ゆったりとスペースをとり、モダンで清潔、高級感がありながらシンプルな内装。明るく丁寧で、しかし適度にフレンドリーな接客。価格設定も絶妙で、場所や雰囲気から受ける印象ほどには高くないのが嬉しいところだ。

肉メニューで一番のウリはタンだ。脂が多く柔らかいタンもとを薄切りにして、濃い目のネギ塩ダレをからめるスタイル。西麻布というよりは東京の下町を彷彿とさせる味だ。このタンを中心に据えたコースは様々な部位で流れをつくり、途中にはスープで口休めし、薄切りのザブトンの卵がらめ一口ご飯添えで山をつくり、シメにはカレーも用意…と、まさしく東京における焼肉の流行のエッセンスを凝縮したかのようだ。

ここは「東京焼肉のショーケース」といえるのかもしれない。長く通って店と客が相互に理解を深めていくタイプの店ではない。逆にいえば一見でも負い目無く楽しめる。またデートだろうと会食だろうと、どんなシチュエーションにもぴったりとはまってくれる。そんな使い勝手の良さも含めて、実に東京らしい焼肉店といえるだろう。

うしごろ 極みのタン
極みのタン

うしごろ 外観
高級そうな外観

うしごろ サーロイン
ポン酢でいただくサーロイン

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・「たべごろコース」は6500円と、場所、箱、接客、肉質のバランスを考えるとお値打ち感あり