並モノのクオリティとホスピタリティ溢れる接客が嬉しい
牛の蔵(東京・広尾)
東京都港区南青山7-13-13 JIN&ITビル1FTEL:03-5766-7566
17:00-22:30(金17:00-26:30/土16:30-26:30/日16:30-22:30)/無休
予算:4000〜7000円
予約可
精肉屋が母体の焼肉店は意外と多い。だが、店頭で精肉を売っている焼肉店というのはあまりない。ここ「牛の蔵 広尾店」はそういう意味でちょっと風変わりな店だ。入り口が狭いこともあり、通りすがりに店を見たらただの精肉店だと勘違いしてしまう人もいそうなくらいである。
しかしひとたび中に入ると、いい意味でその第一印象を裏切られることになる。店内は個室・半個室を中心としていて、それほど大きな空間ではないがゆったりとした気分でくつろげるつくりになっている。店内もこぎれいで、特に個室ならばデートから軽い接待まで十分に対応できそうだ。
メニューはシンプルで、大きく分けて「ステーキ系」「カルビ・ロース・タン・ハラミなどのオーソドックス系」「ホルモン系」という感じになっている。カルビと名のつくメニューが沢山あり、たずねてみると例えば「あっさりカルビ」はウデやモモの肉、「えんがわカルビ」は背中のほうの肉など使っているそうだ。この店の場合は一般的でない部位名をそのまま出すのではなく、お客さんにイメージしやすい名前にしているということなのだろう。
さて肉だが、さすがに精肉店が経営しているというだけあり、正肉系の肉質はどれも素晴らしい。その実力は並ロースで分かる。きっちりとサシが入ったやや厚切りのロースで、軽く両面を炙って口に運べば上手に熟成させた肉独特のコクとうまみが口中に広がる。これで1000円を切るのは驚異的だ。もともとの肉のクオリティに加え、肉の管理がしっかりしているからこそ出来ることだろう。上、極上・・・と高価なメニューはたくさんあるが、ここでは並もののコストパフォーマンスを楽しむのが正解だろう。
それにはもうひとつ理由がある。この店では網ではなく、どちらかといえば”鉄板”に近いような独特のファシリティを使っているのだ。店員の説明によれば「脂のうまみを味わってもらうため」のこだわりとのこと。つまり網だと脂が下に落ちてしまうので、敢えて脂を落とさず肉に絡めるような器具にしているというのだ。従って並くらいの脂の量で丁度良い。脂の含有量がそれ以上の肉だとどうしてもくどくなってしまうのだ。もちろん好みで、脂好きの人ならばどんどん上モノに行って欲しい。
また、リーズナブルな価格に反して、店員のホスピタリティは上級だ。皆元気できびきびと動き、どんな質問にも笑顔で対応してくれる。予約時の電話対応も非常に丁寧だし、入店時も帰るときも全スタッフが「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声をかけてくれる。ホールのスタッフはもちろん、キッチンのスタッフまでが身を乗り出して、こちらの目を見て挨拶してくれるのには感動すら覚えた。
また広尾店に関してはランチもやっている。数少ない、まっとうな焼肉が昼から食べられる貴重な店として覚えておきたいところだ。
並にしておくのはもったいない並ロース
あっさりカルビ
これが独自の鉄板
<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・並のロース
・味付けは塩がお勧め
支店情報:
「薩摩牛の蔵 赤坂店」
東京都港区赤坂7-9-1トーユー赤坂ビルB1
TEL:03-5573-9062
17:00-26:00(土17:00-23:00)/無休
「薩摩牛の蔵 大門店」
東京都港区浜松町1-28-13 ムーンストーリー大門5階
TEL:03-5777-2567
11:30-14:00・17:00-23:00/日休
牛の蔵(焼肉)@赤坂
週一回のブログ更新目標は、早くも2月に挫折していたが、久々に更新。 とはいえ、2008年に発足した「にくのかい」に好評なのが、毎月のように行っている牛の蔵…
牛の蔵 @赤坂 (焼肉)
広尾日赤通りのお店が赤坂にも進出。 行こう行こうと思っていつ
[食13【赤坂・四谷・飯田橋】]赤坂 牛の蔵 赤坂店
最近、夜更けの赤坂滞在率が高いのが悩みの種ですが、先週は丼さんと三十路さんとのぽっちゃり会食。丼さんの「がっつり肉系」リクエストに応え、牛の蔵 赤坂店に…