2005年から連続で敢行されている大阪遠征。
関東在住のメンバーは各々好きな手段で現地へ向かう。
飛行機で向かう者もいれば、新幹線の者もいる。
2007年の大阪遠征は三回目となり、旅情を持たせたくなった。
そしてこの年の大阪へは一人寝台急行『銀河』で行ったのだった。
片道16,070円と新幹線「のぞみ」より高い料金。
しかし、品川を夜11時過ぎに出て翌朝7時過ぎに大阪へと到着出来る
貴重な交通手段として考えれば安いということなのかも知れない。
何より、このご時世に8時間かけて東京から大阪まで行くというのが、
風情があっていいではないか。
金曜夜の東海道線ホームは非常に混んでいた。
普通列車に混じり、汽笛を鳴らしながらブルートレインが
唐突に到着する。なんとも言えぬ光景である。
ホームの人を掻き分けながら、寝台車に乗り込む。
東海道線の見慣れた風景を見ながら横浜を過ぎたあたりで
眠りについた。
目を覚ませば、すでに米原、冷たい朝の空気が心地いい。
7時過ぎには大阪に着く。大阪での『焼き』開始は12時からだから
まだ時間がある。京都で一旦、降りることとした。
イノダコーヒ本店でモーニングを食べ京都を散策してから
大阪へ向かったのだった。
その寝台急行『銀河』も2008年3月14日を以って
廃止されることとなった。残りあと一ヶ月と少し。
みなさんも一寸と趣向を凝らした大阪遠征を企画されては
いかがだろうか?
乗りたかったよ