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この情報は2014年11月29日まで「YAKINIQUEST.com」で掲載していたものです。
BEEF YAKINIKU DINING YAKINIQUEST」の開店以降、焼肉店レポートの追加・更新等は行っておりません。
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かるびあ~の

リスペクト3

色々な部位をカウンターで“ひとり焼き”

かるびあ〜の(東京・新橋)

かるびあ~の

東京都港区新橋3-7-4

TEL:03-3519-2929
11:30-13:30・17:30-22:30/日祝休
予算:3000〜5000円
予約可

少なくとも東京において、いまだに「ひとり焼き」という行為は市民権を得ていない、気がする。その理由のひとつは、カウンターのある焼肉店が関西に比べて圧倒的に少ないからだろう。そんな訳で、この「かるびあ~の」が登場したときには心から拍手を送りたくなった。こちらの店は、カウンターがメインという東京では珍しいタイプの焼肉店なのだ。
聞けばオーナーが関西出身とのこと。カウンタースタイルもそうだが、例えばお通しがたっぷりのぶつ切りキャベツなあたりも関西の香りがして嬉しい。ちなみにこのキャベツと一緒に出てくる、ニンニクの効いた「秘伝のタレ」はくせ者である。後をひく美味さでキャベツがとまらなくなる可能性があるので注意しよう。

さて、この店の大きな特徴はほかにもある。まず目につくのはカウンターの後ろに掲げられたメニュー。寿司屋のように木の名札でその日の「ネタ」が示されているのだが、非常に多くの種類の肉があるのだ。例えば牛でも黒毛和牛から短角牛・アンガス種など様々。さらには白金豚、馬、鶏、鴨・・・とかなりマニアックなものもあったりする。かつ、それぞれに色々な部位が揃えてあるので、珍し物好きならば大いに楽しめるだろう。いつも決まった肉があるわけではなく、仕入れがあったものをメニューに並べるスタイルで、その日特にお勧めのものは黒板に書き出される。通ってみてあれこれ食べるのもいい。

更に嬉しいのはリーズナブルな価格設定。普通のホルモン系で一皿525円、正肉および一部のホルモン系で735円だ(07年時点)。一皿の量は若干少なめに感じたが、それでもこの価格ならば十分満足できるし、何より肉の種類が豊富なので、少しずつ色々と食べられるほうが客としても嬉しい。例外的に高い肉も置いてあるが、この店ではホルモンや豚を中心に3-4品をささっと焼いて、ライスを食べてぱっと帰る・・・というスタイルがベストのように思う。

マスターも親切で、一人の客にもつかず離れずといった距離感で対応してくれる。ひとり黙々と食べたい人も、マスターと軽い会話をしつつ肉をつつきたいという人もOKだろう。いずれにせよこれをきっかけに、東京にもひとりで焼ける店が増えてくれれば嬉しいのだが。

かるびあ~の キャベツ
たっぷりのキャベツがお通し

かるびあ~の シビレ
新鮮なシビレ

かるびあ~の トントロ
トントロ

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・店の場所が少し分かりにくいので事前によく調べてから行くべし
・ホルモン系や豚など低価格系中心でいくのが満足度高し
・仕入れは週明けに発注し、徐々に届いて水曜日が一番揃ってるとのこと