スタイリッシュな空間で、よい肉を少しずつ

黒牛（東京・代々木）

TEL：03-6803-1129
17:00-25:30（日祝15:00-23:30）/無休
予算：5000〜7000円
予約可

2007年の末にオープンしたお洒落な焼肉店。繁華街から少し外れたビルの地下に入っていくと、明かりを押さえた空間に漆黒のテーブルが並べられている。（余談だが黒のテーブルに白皿というコントラストはカメラ写り的にも映え、もしかするとそこまで計算しているのかと思わせる）壁には間接照明によって浮き上がる牛の部位表。一瞬緊張するが、スタイリッシュなユニフォームに身を包んだ店員さんが明るく迎えてくれる。

メニューは希少部位系がメイン。というか一般的な部位は数えるほどで、メニューに記載されている希少部位の中からその日にあるものを口頭で説明されるスタイルだ。希少部位系はだいたい2000円前後、カルビやロースなどの一般的メニューは1000円をやや下回る価格だ。

肉質、タレの味とも高いレベルで上手にまとめているという印象。お勧め部位はその日によって変わると思うが、特にロースやイチボなど赤身系の肉がタレとも合っていて美味い。ただし量はちょっと少なめに感じた。大人数で来る時は一種類につき二人前以上は注文した方が良さそうだ。

ちょっと気になったのはロースター。昔ながらの店によくあるガスロースターの埋め込み式なのだが、火を極弱火にセットされる。おそらく焦げやすいのだと思うが、焼くのに結構な時間がかかりややストレスを感じる。こうした点からもガッツリモードの時よりも「美味しい肉を少しずつ」という気分の時にセレクトすべき店だろう。

ちなみに、店ロゴの入ったガムや肉を傷つけないトングなど細部へのこだわりも個人的には好き。今後、この店ならではの「キラーミート」が出てくる事を期待したい。

左ロース、右カルビ

上ハラミ

肉を傷つけにくいトング

＜YAKINIQUESTよりヒトコト＞
・ロースターが若干焦げやすいようなので注意