極上飛騨牛の希少部位を驚きのリーズナブルさで
たきち(岐阜・養老)
岐阜県養老郡養老町船附1608TEL:0584-35-3530
17:00-22:00/月休(祝の場合は営業)
予算:3000〜5000円
予約可
焼肉屋の多さから「焼肉街道」と呼ばれる一角がある岐阜県の養老。その街道から少し外れた場所にぽつりと佇む焼肉店がある。一軒家のようなほのぼのとした外観からは名店のオーラはあまり感じられないが、こちらでは恐るべき肉質の焼肉を食べることが出来る。
「たきち」で扱う肉はほぼ全てが地元の銘柄和牛である飛騨牛だ。タン、カルビ、ハラミ、ロース、ホルモン数種類というシンプルなメニューが基本だが、それらに加えてザブトン、クリミ、ヒウチ、カイノミなどの希少部位がある。もちろん単品でもオーダー可能だが、少しずつ色々な味が楽しめる盛り合わせがお勧めだ。3000円と5000円があり、それぞれ2人分、4人分が目安となる。
訪店時は5000円のものをオーダー。6種×4枚で出て来た。枚数をこちらの人数に合わせてくれるのが有り難い。肉質はどれも文句なしの最上級。赤身なのに柔らかく、霜降りなのにあっさりとしている。和牛ならではの肉と脂の甘み、旨味、香り、すべてを味わえるセットだ。肉に下味はついておらず、手元の醤油やタレ、岩塩、青唐辛子、わさびなどを使って味わう。最初はシンプルに塩がいいが、脂の多いものには青唐辛子やわさび醤油などでアクセントをつけていくといいだろう。
ホルモンも飛騨牛だそうだが、こちらも素晴らしい鮮度と質。同じ町内にある食肉工場で処理されたものを扱っているためだろうか。肉厚なミノ、ぎゅっと締まったシマチョウ、どれも文句なしだ。
そしてやはり一番驚くのはその安さである。飛騨牛の希少部位でも1000円台前半、普通のロースやカルビは7-800円台だ。ホルモンに至っては3-400円台から*である。思わず笑ってしまうほどのコストパフォーマンスなのだ。
*価格は’12年当時
これほどの上質肉をこの価格で食べられる店は日本広しといえどもなかなかない。近隣にお住まいの方はもちろん、そうでなくてもわざわざ足を伸ばして食べにくる価値はじゅうぶんある名店だ。
さりげない外観
木目の細かいサシが美しい希少部位
鮮度バツグンのシマチョウ
<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・リーズナブルな飛騨牛の希少部位を狙いたい
・飛騨牛ホルモンも美味
・お勧めはシンプルな塩味