少しハードな仕事が数日続いていた、ある晩のこと。
残業中、モニタの見すぎで霞んだ目で企画書を読んでいたら
いきなり「牛肉」という文字が目に飛び込んできた。
…よく見たら「年内」という字の見間違いだった。
とたんに、脳内を牛肉のイメージが占拠する。
もはや、いてもたってもいられない。
仕事を切り上げ、ひとりで焼肉屋へ行く事に決定。
さて、問題はどこに行くかだ。
ひとりだと行きやすいのはホルモン焼き系の店だが
今日はどちらかというと、もう少し落ち着いたところで
上質な肉をゆったりと味わって食べたい気分。
でも当然ながら、金はそんなに沢山持ってない。
あと、どうせなら、普段あまり行かない店に行きたい…。
さんざん迷った末に出した結論は
「銀座清香園の『特上タン塩』一点張り」。
さすがに肉1人前では足りず、クッパも頼み、
お通し代込みで約5000円也、の夕食。
ちょっと贅沢ではあるが、こちらの店のタン塩は
まさしくイメージしたとおりの上質な”牛肉”だった。
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