焼肉屋では、しばしば予想外のアクシデントが起こるものだ。
タン塩より先に出てくるカルビ、
まだ焼いているのに網を替えにかかる店員、
予想より少ない(あるいは多い)ライスの量…
もちろん、こういった状況変化にいかに対応するか、も
焼肉というアクティブな食の魅力のうちではあるが。
さて、同じようなアクシデントのひとつに
「凍った肉が出てくる」という事がある。
凍ったままの肉を焼くのがよろしくない、というのは
調理の世界ではコモンセンスだと言っていいだろう。
どんなレシピや料理教本にだって、
肉は「解凍してから焼く」と書いてある。
それにちょっと考えてみても、凍ったまま焼いたら
「表面には過剰に火が通り、中は冷たいまま」
という事態が容易に想像出来るというものである。
焼肉の肉は薄いから影響が少ないかもしれないが
やはりべストな焼き加減と言えるものではなくなってしまう。
<続く>
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