ガッツリ派に嬉しい、土鍋ご飯と味噌味ホルモン

丹虎（東京・池尻）

TEL：03-3468-7001
18:00-24:30/無休
予算：3000〜5000円
予約可

渋谷と三軒茶屋の喧噪から少し距離を置いたロケーション。こういう場所には、ありきたりな店とはちょっと違う、ひとひねりの工夫が効いた店が似合う。例えば、淡島通り沿いに小料理屋のような佇まいで店を構える、この「丹虎」のような。

1Fはカウンターとテーブル、2Fは座敷席。決して広くはないは不思議とくつろげるのは、独特の隠れ家的な雰囲気のおかげだろうか。焼きファシリティはガスコンロ。メニューはホルモン中心でかなりリーズナブルな設定だ。他に比べると少し高いが（それでも東京の店にしてはじゅうぶん安い）特上のタンはまずまずのクオリティ。いわゆる内臓ものならば、白縞腸などが間違いのないチョイスだ。

だがもちろんそれだけでは終わらない。この店の嬉しいところは、土鍋ごはんがあるところだ。焼肉にご飯はいらないという方にはまったく惹かれないメニューだが、ご飯派としては胸躍るアイテムである。炊けるのには30分強かかるので、タイミングを見計らってあらかじめ注文しておこう。

さらに、ホルモンの鉄板焼きなるメニューもある。4種のホルモンと野菜を味噌味で炒めて食べるこちらは、焼肉とは少し違うが、土鍋ご飯の友としては最適だ。人によってはこの2つだけで満足出来てしまうだろう。

いわゆる焼肉というよりは、「焼肉もある食事処」という捉え方が一番しっくりくるかもしれない。気の合う仲間数名と食べる、くつろぎの、しかしちょっとひとひねりの効いた食事にぴったりの店である。

特上タン塩とガスコンロ

脂たっぷりの白縞腸

幸せの土鍋ごはん

＜YAKINIQUESTよりヒトコト＞
・カウンターがあるので「ひとり焼き」にも最適。