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シロい三連星

肉コラム

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先日はじめて「シロコロ」を食べに厚木に行った。
「シロコロ」とは、豚のシロ(腸)を使ったホルモン焼きのこと。
牛の「マルチョウ」のように、脂を内側にした筒状で供される。
’08年のB-1グランプリで「厚木シロコロ・ホルモン」が優勝し
一躍有名になったこのシロコロという食べ物だが、
地元では昔から親しまれていた庶民食だったようだ。
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シロコロが厚木の地で食べられてきた理由は2つ。
ひとつは、昔から近隣で養豚が盛んだったこと。
ふたつめは、食肉センターが至近距離にあるため、
通常は茹でてから流通する豚シロを生で手に入れられたこと。
鮮度バツグンなので、臭みも少なく食感も良いという訳だ。
…なんて話を聞いているだけでシロコロを好きになってしまったのだが
個人的に気に入ったのは、焼けるに従いカタチを変える面白さ。
運ばれてきた時は「どこが”コロ”なんだ?」という位くたっとしているのだが
火が通るにつれ、ぷっくりと、なんとも愛らしいカタチに仕上がっていく。
「マルチョウ」もそうだが、シロコロはその変化の大きさが更に激しい。
見込みがありそうだったのに焼けてみるとイマイチだったり、
一見ダメそうな奴が立派な成長をみせたり。
そんな様子が楽しくて、ついつい食べ過ぎてしまった。
ちなみに焼け具合での変化は、この「シロい三連星」をご参照あれ。
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2 comments on “シロい三連星
  1. gypsy より:

    >福耳ブーさん
     コメントありがとうございます。シロコロはまさしく厚木のソウルフードといった感じですよね。馴染みのお店があるなんてうらやましいです。

  2. 福耳ブー より:

    シロコロの三連星に魅了されます。由来を解説頂きすっきりしてまた馴染みの店に通う事が出来ます。
    いつも財布の中には皆様の汗とタレの結晶の訪問リストをしのばせいつ何時でも焼き焼きできるよう備えております。
    いつも楽しみに拝見しております。因に私はホルモンの味を九州で覚えました。生まれも育ちも北海道ですが18歳まで焼肉はジンギスカンだと母に騙されていました。

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