競走馬の三大始祖はダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアンだが、和牛にも始祖があり、それは「兵庫・島根・鳥取」なんだそうだ。そして、鳥取には種雄牛として馳せた「気高号」というがいたそうである。今回、流通量の少ないその気高号の血を引く東伯和牛をいただく機会に恵まれた。
写真は「センボンスジ」。見ての通り”筋”のある肉だが、その噛み応えにはイヤミが全くない。滋味溢れつつ、和牛独特のバターのような甘みがしっかりある。今回は数種の枝肉をいただいたが、一度、片っ端からいろんな部位いただいてみたいモノである。
なお、今回いただいた東伯和牛はオリーブオイルの主成分であるオレイン酸を55%以上含んでおり、鳥取和牛の中では「オレイン55」と分類されるんだそうだ。
肉の銘柄を見るときは、地域だけでなく、系譜を辿って探求するのも面白いかも知れない。
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