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この情報は2014年11月29日まで「YAKINIQUEST.com」で掲載していたものです。
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萩の茶屋(はぎのちゃや)

リスペクト3

海の見える茶屋で肉と貝を一緒に焼く型破りな店

萩の茶屋(高知・土佐)

萩の茶屋メイン画像

高知県土佐市宇佐町宇佐2739

TEL:088-856-1908
11:00-20:30 /水休
予算:3000〜5000円
予約可

今まで当サイトで紹介してきた中でも、こちらは最も異端なお店のひとつかもしれない。何しろ一見、というかどう見ても海辺の食堂にしか見えない。看板には伊勢エビや海賊料理と書かれている。しかしその中になぜか「焼肉」の文字があるのだ。

高知の中心地からクルマで小一時間ほどの位置だが、黒潮ラインという海辺沿いのドライブコースに面しているせいか、早い時間から地元の人たちで大にぎわい。店内はまさしく食堂で、座敷やテーブル席が沢山ありなかなかのキャパシティだ。海沿いの窓からは小さな船着き場と小さな砂浜が見下ろせる。そして眼前には焼き網。何とも幸せな気分ではないか。

メニューは実に多彩だ。海鮮ものはもちろん、うどんや炒めもの、丼ものなどファミレスばりのバラエティだ。そしてその中に「カルビ」や「ロース」の文字が当たり前のようにまぎれこんでいるのである。

最初はどうしたものかと戸惑ったが、まわりの客をみると特に気にする様子もなく、肉を焼き海鮮を焼き、イカフライを食べ…と実に自由なのである。なるほど、のどかな海を眺めながらの食事はこれくらいのおおらかさでいいのかもしれない。

さて、肉についても少々。カルビ、ロースは及第点。肉は悪くないがこの時は保存状態がいまいちだったようだ。一方子供用肉という名の薄切りの細切れ肉が意外と悪くない。つけダレはかなり濃い味でニンニクが強烈だ。タン、ミノは…

いや、そんなことはこの店を語る上ではどうでもよいのかもしれない。こちらに関していえば肉の味など二の次だ。このロケーション、このシチュエーション。焼肉の自由さ、楽しさの幅広さを教えてくれる貴重な存在なのだから。
何よりこの店が地域に愛され、皆が思い思いのボーダレスなスタイルで肉を焼いていることに感動を覚えた。いつまでもこのままであって欲しいと願わずにはいられないのである。

萩の茶屋 子供用肉
右側が子供用肉

萩の茶屋 焼き風景
肉と貝の同時焼きも思いのまま

萩の茶屋 メニュー
ボーダレスなメニュー構成

<YAKINIQUESTよりヒトコト>
・ロケーションとメニューの自由さを満喫しよう