養老から彦根、近江八幡、伊賀、名張、そして香芝と
中部〜近畿をS字型に横断した2泊3日の焼肉遠征。
今回も素晴らしき肉との数多くの出会いがあった。
全国には、有名無名含めて名和牛の産地が沢山ある。
そこでは正肉も内臓も素晴らしいクオリティのものが
東京の人間から見たら驚くべき安価で提供されている。
そんな事実をあらためて体感したのであった。
また、多くのお店でホルモン類でも銘柄が特定出来るのは
屠畜頭数が多くない地方ならではのことであろう。
これもまた都市部ではなかなか味わえない贅沢である。
一方で都会のお店の優れた部分も浮き彫りになる。
地方では「安くていい肉」を提供することに留まっていて
(もちろんそれだけでもじゅうぶんに凄いことだが)
それ以上の工夫があまり感じられないことが多々ある。
素材だけで美味しいのだからそれでもいいのだが、
例えば地域独自の味付けや食べ方などが加われば
もっともっと魅力的なコンテンツになるに違いない。
来年はそのあたりに着目しつつ、
肉牛牧畜の歴史が深い地域を巡りたいと思うのだった。
(おわり)
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