「養老町立食肉事業センター」は、
「焼肉街道」からも養老の住宅地からも至近の場所にあった。
休日ゆえ、残念ながら稼働はしていなかったが
(していたとしても急に行って中を見学出来るとは思えないが)
その年季の入った姿から町と共に歩んできた年月が想像できた。
まぎれも無く、この地は和牛食の文化が根付いている土地なのだ。
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さていよいよ、ツイッターで教えていただいた「たきち」である。
こちらは同じ養老町だが「焼肉街道」からは少し外れた場所。
辺りには他に飲食店は殆どない。
「たきち」自体も看板以外は普通の家のような造りである。
「たきち」では上質な飛騨牛の正肉・ホルモンがいただける。
運ばれてきた肉に、思わず身を乗り出した。
肉質はもちろん、肉の状態が非常によいのが一目で分かる。
鮮やかな肉色。しっとりと汗をかいているような肉肌。文句なしだ。
イチボやザブトンなどの希少部位がいただけるのも嬉しい。
個人的に好きな部位である「チカラコブ」をオーダー。
噛む度にゼラチン質のうまみがじわりと広がる、最高の一品だ。
しかも驚くべきことに、希少部位ですらほぼ千円台前半である。
一方で、先ほどの「藤太」でも感じた事だが、
味付けに関しては淡白というか、それほど感動するものはなかった。
もちろんハイレベルな肉がこの値段な時点で十二分にすごいのだが。
個人的には塩胡椒でいただくのが一番と感じた。
(つづく)
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