ときどき、無性に食べたくなる肉というのがある。
ふと思い出してしまうといてもたってもいられなくなり
頭の中はその肉を食らった官能の記憶に占拠される。
食べたい。食べなければ。食べざるを得ない。
脅迫にも似た発作的な感情がどこかからこみ上げてくる。
今日の「王十里」が、まさにそうだった。
一旦帰途についたはずなのに、気づいたら
プラットフォームの反対側に停まった電車に乗り込んでいた。
たっぷりとタレが染み込んだ、輪切りのホルモン。
脂の旨味とタレが織りなす絶妙の・・・なんだ、・・・とにかく美味い。
思考停止。ひたすら肉とご飯をかき込んだ。
最高だった。 今年初の、ひとり焼肉。
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