午後3時、携帯が鳴った。友人からだ。
「今日、『凛』に5人で行くんだけど、良かったら来る?」
良かったら、だって? からかってるのか? 行かない筈がない。
いつも通り極上のタン塩とハラミ塩を堪能した後、「そいつ」は運ばれてきた。
ボリューム的にも価格的にも、大人数の時しか頼めない「サーロインステーキ」だ。
ガスコンロを覆い尽くすほどの表面積。3-4センチはある厚み。圧倒的、の一言だ。
レア焼で口に運ぶ。美味い。最高に美味い。全員、狂ったような勢いで食べる。
完食後、しばし放心状態。皆、無言で余韻に浸っていた。幸せそうな顔で。
・・・そんな瞬間が、俺はたまらなく好きだ。
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